2日ほど迷っても、たいていは大丈夫です。2026年8月に調べたときは、買えた品の約94パーセントが2日半後もそのまま買えました。開いたときに品が並んでいなかったら、別の団体へ贈ってください。
ここから下は、その記録の中身です。そのとき掲載していた901団体のリストを、2026年8月26日と29日の2回、57時間あけて記録して比べました。読めたのは各リストの最初の10品までで、品が10品より多いリストは途中までしか見ていません。どこまで言えて、どこから言えないのかも、あわせて書きます。
なぜ調べたのか
寄付先を紹介するサイトを運営していると、必ずぶつかる問題があります。「このリストは今どうなっているか」を、サイト側では表示できないという問題です。
ページは前もって作っておくものなので、訪問者が見た瞬間のAmazonの状態は分かりません。だから「商品あり」と書いておいて、実際に開いたら全部売り切れていた、ということが起こりえます。
この問題に手を打つかどうかは、ひとつの数字で決まります。売り切れがどれくらいの速さで入れ替わるか。1日で半分が入れ替わるなら、何を表示しても嘘になります。ほとんど動かないなら、定期的に更新すれば足ります。それを測るのが目的でした。
調べ方
そのとき掲載していた901団体のリストを、2026年8月26日23時44分と、8月29日9時4分の2回取得しました。間隔は57.3時間です。
今回の記録では、各リストの最初の10品しか読めていませんでした。8月29日の記録で品が並んでいた708本のリストのうち、353本はちょうど10品で、途中で切れていました。
リストのページには品物ごとに値段の表示と、購入手続きに進むボタンがあります。この2つが揃っているものを「買える」、どちらも欠けているものを「買えない」として、品物1点ずつに記録しました。品物は固有の商品番号で見分けているので、2回の記録を1点ずつ突き合わせられます。
買えると数えた品
- 値段の表示あり
- 購入手続き進める
買えないと数えた品
- 値段の表示なし
- 購入手続き進めない
1回目と2回目の両方に出てきた品は4,906点でした。以下の集計は、この4,906点についてのものです。この間に237点が記録から消え、205点が新しく記録に加わっていますが、それらは1点ずつの比較ができないため集計から外れています。ここが後で述べる限界につながります。
リストに残った品は、98パーセントが同じ状態のままだった
状態が変わったのは合計98点、4,906点の2.00パーセントでした。57.3時間での数字なので、1日あたりに直すと約0.8パーセントになります。
買えなくなった品が39点、逆に買えるようになった品が59点で、後者のほうが多く出ました。ただしこの差は98件という少なさの中でのもので、偶然のばらつきと見分けがつく水準ではありません。「戻ってくることもある」以上の意味は読み取らないほうが安全です。
この0.8パーセントは、下限の数字です
ここは正直に書いておきます。上の集計は2回とも記録できた品だけを対象にしています。この間に記録から消えた237点は入っていません。
品が記録から消える理由は2つ考えられます。ひとつは、誰かがその品を贈って、団体がリストから下げた場合。もうひとつは、リストに新しい品が足されて、11番目より後ろに押し出された場合です。消えた237点のうち184点は、10品で切れていたリストのものでした。どちらがどれだけかは、今回の記録では見分けられません。
贈られて消えた品があるぶん、実際の入れ替わりは0.8パーセントより速いかもしれません。この数字は「少なくともこれだけは動いた」という下限として読んでください。反対に、消えた品を全部「売れた」と数えても、2日半で買えなくなったのは、買えた品の約6パーセントです。1日で半分が入れ替わるような世界ではない、ということは言えます。

全部売り切れの団体は、2日半たっても同じだった
今回いちばんはっきり出たのは、ここです。
「品は並んでいるのに、1点も買えない」という団体が、1回目に34団体ありました。2回目は33団体です。数だけ見ると入れ替わっているように見えますが、中身を確かめると31団体は2回とも同じ団体でした。復活したのは3団体、新たに全部売り切れになったのは2団体だけです。
つまり全部売り切れの状態は、団体のあいだをぐるぐる回っているのではなく、特定の団体に張り付いています。売り切れたまま補充されていない、つまりリストの更新が止まっている可能性があります。ここに入った団体は、どれも品が10品未満で、リストを最後まで読めていました。消えた品や読めなかった品の影響を受けないので、上の集計よりしっかりした結果です。
2026年8月29日時点の901団体
2026年8月29日時点です。「リストが空」は品が1点も並んでいない団体、「在庫切れ」は品は並んでいるが1点も買えない団体を指します。この2つを合わせた226団体、全体の25.1パーセントは、この時点では開いても贈るものが選べませんでした。
この結果を受けて変えたこと
これまでちょこっと寄付では、「リストが空」の印だけを付けてきました。品が並んでいるのに全部売り切れている団体は、印がないまま「商品あり」に見えていたことになります。訪問者からすれば、開いてから空振りに気づく状態です。
入れ替わりが1日で半分といった速さではないと分かったので、この33団体は、いったん掲載を外しました。
そのあと、在庫の印そのものをやめました。印は付けた瞬間から古くなるのに、訪問者にはいつの情報か分かりません。いまは掲載しているリストを定期的に開き直し、品が並んでいなかった団体はいったん外す形にしています。それでも団体は日々品を出し入れするので、気になったらリンク先で直接お確かめください。
寄付する人にとっての意味
- 2日ほどなら、迷っても大丈夫です。買えた品の約94パーセントは、2日半後もそのまま買えました。消えた品を全部「売れた」と数えても、買えなくなったのは約6パーセントです。それでも並んでいなかったら、別の団体へ。
- 8月の時点では、開いた4件に1件が空振りでした。901団体のうち226団体は、確認した時点では選べる品がありませんでした。いまは、確認したときに品が並んでいなかった団体を掲載から外しているので、この空振りは起きにくくなっています。
- 売り切れていても、後日また見る価値があります。買えなかった品が買えるようになったケースも確認できました。少し時間をおくと状況が変わっていることがあります。
- 「全部売り切れ」が続いている団体は、少し気にかけてください。34団体のうち31団体が2日半後も同じ状態でした。リストの更新が止まっている可能性があるので、カードの団体名から活動の様子を見てみるのも手です。
この調査の限界
- 消えた品を数えられていません。上に書いたとおり、記録から消えた237点は集計に入っていません。0.8パーセントは下限の数字です。
- 比べたのは1回だけです。2026年8月26日から29日という、たった1つの時間帯の記録です。年末や新学期など寄付が集まりやすい時期には、違う動きをする可能性があります。
- 誤差は見た目より広いはずです。4,906点と数は多いものの、同じ団体の品は連動して動くため、実質的に独立したデータはもっと少なくなります。小数第1位まで意味があるとは考えないでください。
- 各リストの最初の10品までしか見ていません。品が並んでいた708本のうち353本は10品で切れていて、11番目より後ろの品は記録していません。品数の多い団体ほど、一部だけを見ていることになります。
- 当サイトの掲載団体に限った話です。Amazonの寄付プログラム全体の傾向とは限りません。
よくある質問
欲しいものリストの品は、すぐ売り切れてしまいますか?
2日ほどなら、たいていは大丈夫です。2026年8月の記録では、買えた品の約94パーセントが2日半後もそのまま買えました。2回とも記録できた4,906点のうち状態が変わったのは2.00パーセント(1日あたり約0.8パーセント)です。ただし各リストの最初の10品までしか読めておらず、記録から消えた品も数えられていないため、実際の入れ替わりはこれより速いかもしれません。開いたときに品が並んでいなかったら、別の団体へ贈ってください。
「在庫切れ」と「リストが空」は何が違いますか?
「リストが空」は、団体のリストに品が1点も並んでいない状態です。「在庫切れ」は、品は並んでいるものの、Amazon側の在庫が切れていて1点も購入手続きに進めない状態を指します。どちらも、いま開いても贈るものが選べないという点では同じです。なお、これはこの調査での言い方です。いまのちょこっと寄付では、確認した時点で品が並んでいなかった団体は掲載から外しているので、サイト上にこの区別は表示していません。
売り切れた品は、また買えるようになりますか?
なることがあります。今回の測定でも、買えなかった品が買えるようになったケースが59点ありました。Amazonの在庫が戻れば、また贈れるようになります。ただし件数が少ないため、どれくらいの割合で戻るかまでは言えません。
掲載はどれくらいの頻度で見直していますか?
掲載しているすべての団体のリストを定期的に開き直し、品が並んでいなかった団体はいったん外しています。各ページに最後に確認した日付を書いているので、いつ時点のものかを見てから判断してください。日付から時間がたっている場合は、リンク先で直接お確かめください。
全部売り切れの団体には寄付しないほうがいいですか?
そうとは限りません。品が並んでいる以上、その団体は必要なものを掲げています。ただ今回の測定では、全部売り切れの34団体のうち31団体が2日半後も同じ状態だったので、リストの更新が止まっている可能性はあります。気になる場合は、カードの団体名をクリックして活動の様子をご覧ください。
寄付先をさがす
ちょこっと寄付では、子どもを支える全793団体を47都道府県別と7つの活動分野別にまとめています。掲載しているのは、確認した時点で品が並んでいた団体だけです。


